天野喜孝展「TOKYO SYNC]行ってきた

@ミヅマアートギャラリー

miduma

FF (ファイナルファンタジー)大好きなんです。とはいえ1~6と10しかやってないんですけど、1~6って天野絵なんです。なので、中高生の頃はART VIVANTの展覧会とか行ってイメージイラストを観て、帰りの電車でFFの曲とか聴いてああ私も召喚獣を召喚したいとうっとりしていたのです。あとは創竜伝とか吸血鬼ハンターDとかとか。(はじめてモローを観たときに連想したのは天野さんでした)

なので、ミヅマアートギャラリーで天野喜孝展をやると知ってちょっとびっくりしました。どうしても天野さんはART VIVANTのイメージが強かったから。同時に「ミヅマで同じことはやらないだろうから、どんな表現をするのかしら」と楽しみに思ったり。

 

 

ギャラリーの扉を開けて受けた印象は「私の知ってる天野さんと、知らない天野さんがいる」。
知っている天野さんは、FF6のティナを連想させる天女を描く天野さん。
知らない天野さんは、高速で駆け抜ける流星のような、制約から飛び出した天野さんでした。
フリッパーズギターを解散した後の小沢健二のインタビューに「この男はこんなにも歌いたかったのだ」というアオリがあって印象的だったのですが、天野さんの絵を見て「この男はこんなにも描きたかったのだ」と。自由にやるって、作品から出るエネルギーの質が全然違うのですね。

ちょうどその日、別件でお世話になったギャラリーの方にご挨拶をしたくて伺ったのですが、お仕事中にも関わらず作品について解説してくださいました。感謝!

新作は不思議な形の乗り物に女の子が載っている作品。
こちら、キラキラと不思議な奥行きの面を持っているのですが、なんと車の塗装を施してあるそうな・・・
なるほど。たしかにこのキラキラは車体のメタリック。
ギャラリーの方曰く、多少ぶつかっても大丈夫。けれど10円でこすったら車と同じようにキズがついてしまいます、とのことでした(笑
この絵こそ「制約という枷が取れた人のエネルギーはこんなふうに走り回るのだ」ということを雄弁に語っている作品です。こんな風に優雅に疾走するするエネルギーを閉じ込めるのは大変だったろうに。

中央には「DEVA LOKA(神々の場所)」という大きな絵が。
FFをやってきた人にはおなじみのテュポーン先生のようなモンスターや、タイタンのような神々が美しい天女たちと一緒に描かれていて、天野さんの中でFFはこんな風に息づいているのかもしれないなと思わせる作品です。

光・光・光。
闇もあるけれど、ここにはひかり。

桃源郷は穏やかなものだと思っていたけれど、案外こんなふうに混沌として力強いものなのかもしれない。

 

 

そしてですね、お楽しみは奥の部屋に続くわけです。
手前の広い部屋が天野さんのやりたいことだとしたら、奥の部屋は天野さんの愛。
タツノコ時代に注いだ愛が、宝物のように鎮座しています。
魅惑のドロンジョ様は期待を裏切らないコケティッシュな出で立ち。ほかにもモノクロがかっちり締まったみなしごハッチやガッチャマンなど、思わず欲しくなってしまう作品が。
茶室の中も必見です。(天野さん、15歳からタツノコ入りしたんだって、知らなかったです…すごい)

 

こんなふうに様々な趣旨の作品がギャラリースペースに展開されているのですが、不思議と統一感がありました。 逆に言えばギャラリー展示と侮るなかれ、と言ったところでしょうか。

ipodにはFFシリーズのサントラを入れてきたのですが、なんとなく飛び跳ねたい気分だったので、”LOVE SQ” からPe’zが演奏するFF”メインテーマ”を聴きながら帰りました。(お馴染みのテーマは1分20秒から!)18日まで!

ミヅマアートギャラリー 天野喜孝展「TOKYO SYNC」
http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1381689552.php
〈会期〉 2013年11月27日(水)~2014年1月18日(土)
11:00~19:00 (日・月・祝日休廊)

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